
種まき後7日目
2016年04月26日
- 芽揃いを心配していましたが連日の好天で、すっかり緑色の絨毯になりました。触るとヒンヤリと柔らかい坊主頭のようで気持ち良いです。
ただ、あまりに好天が過ぎるので、ビニールハウスの側面をガラリと開け放っていても、昼頃には中の温度が30度を超えてしまいます。
高温による生育障害や育ち過ぎに注意が必要です。
桜並木、満開!
2016年04月23日
- 大潟村を走る県道298号線約11㎞の両側にあるソメイヨシノ、ヤエザクラ、ベニヤマザクラなど約3000本の桜並木が菜の花と共に満開を向かえ、多くの人の目を楽しませてくれています。
大潟村の農家は苗の管理と並行して田んぼへの肥料散布や田んぼを耕す作業等、日々成長する苗に追われるように作業が続くので、この時期はゆっくりお花見を楽しむ事はできません。
ですが、
多くの方が村の外から鑑賞しに訪れ、笑顔で写真を撮っている姿には微笑ましく嬉しい気持ちなります。
箱並べ
2016年04月20日
- …(続き)。
昨日のうちに完成させた育苗箱を軽トラックに積み、数百メートル離れたビニールハウスに運びます。
それを、前もって丁寧に均しておいた地面の上へ淡々と並べて行きます。真っ直ぐ綺麗な敷設を目標に、緩やかに蛇行しながら敷いて行きます。とにかく並んでしまえば良いヤ。
大潟村の平均的なビニールハウス1棟には1000箱前後の育苗箱が入り、4~5棟にて同様の作業をしていきます。
この作業、トレーニング好きには堪らないかもしれません…。是非一度!
種まき
2016年04月19日
- 田植え、稲刈り、と並んで稲作3大イベント(※個人の感想です)の1つ種まきが今日から始まりました。
プラスチック製の育苗用の箱が駆動するベルトで運ばれ、育苗用土や種籾、肥料や水などが入って稲苗の元が完成します。
この種まきの機械、とても優れものですが購入から既に25年は経っています。
育苗の元となる箱、完成品は約6kgこれを2~3箱重ねて持ち上げること数百回。指先の痛みと筋肉痛で済めば有難いのですが、油断をするとたちまち腰痛になるので注意が必要です。
この後はビニールハウスに持って行って…(続く)。
ビニール張り
2016年04月05日
- 朝から快晴の本日は、南風も穏やかなのでハウスにビニールを張るには絶好の日和です。
毎年、3月末から4月上旬になると皆が一斉に育苗用のハウスにビニールをかけます。これも大潟村の春の風物詩の一つです。
シワのないピシッと張られたハウスにするには力一杯ビニールを引っ張るのがコツですが、怪我をするには十分な高さなので転落しないよう注意が必要です。
稲の育苗期間およそ一ヶ月、その間はハウスにビニールを張ってますが、台風による強風や雪の重みでハウスパイプを曲げる訳にはいかないので田植えが終わると間もなくビニールを降ろします。
張るのも降ろすのも、何かのトレーニングみたいで身体にきます。
塩水選
2016年04月04日
- 春らしく暖かくなりましたが水の近くで仕事をすると寒さがこえます。
さて、これから健康で丈夫な苗を育てるにあたって、良い種を使いたいので「塩水選」を行います。
購入した種籾は既に選別をされているので良い種籾なんですが、一年に一作しか出来ないので丁寧な作業をしたいものです。
まずは、食塩を水に溶かして比重計を使いながら1.13の比重液(ニワトリの卵がわずかに浮く程度)を作ります。
この比重液に種籾を入れ、沈んだものは充実した良い種籾として残し、浮いた籾は充実不足なので種籾には使いません。
そして、沈んだ種籾は水道水で塩分をしっかりと洗い流すのですが・・・この作業をしている時が特に寒さを感じます。
でも、この作業があるからこそ、より良い苗が育つんだと思うと少しくらいの寒さには耐えられるので・・・ブルブル。
土運び
2016年03月19日
- 降雪が少なすぎて冬らしさを欠き、例年なら足音が聞こえてくる春も、いつの間にか大潟村にやって来ていたので不思議な感覚で春を迎えています。
何はともあれ、大潟村はこの時期2tダンプで育苗用の土を運びます。
人によりバラツキはありますが、私の場合6台分は必要になるのでその回数、育苗土屋さんへ取りに走ります。
道路では土運び中の仲間とすれ違いざまに手を振りあったりします。
買ってきた土を網に通し大きな土塊や木片等を取り除き、次の作業の肥料合わせへと移っていきます。